楽天ファン 、観戦帰りに心肺停止の男性救助 連係プレーに感謝状

感謝状を手にする佐藤さん(左)と戸塚さん=仙台市宮城野区の宮城野消防署

 仙台市消防局宮城野消防署は1日、歩行中に倒れた人に救命手当てを施して救ったとして、宮城県塩釜市の松島高教諭佐藤淳志さん(59)、青葉区の耳鼻科医戸塚大幾(ひろき)さん(30)の2人に感謝状を贈呈した。

 同署によると、4月10日午後6時前、宮城野区の楽天生命パーク宮城近くの路上で、プロ野球観戦を終えた70代男性が突然、意識を失って倒れ、心肺停止の状態になった。

 人垣に気付いた佐藤さんが駆け寄り、すぐさま心臓マッサージを開始。男性の心拍は数分後に再開した。佐藤さんは2年に1度、救命講習を受けていた。戸塚さんも現場に居合わせ、医師として男性の脈や呼吸を確認し、救急車が到着するまで人工呼吸を続けた。

 2人とも球場に足しげく通う東北楽天ファンで、この日も観戦した後だった。男性は約1カ月半の入院を経て、現在は後遺症もなく回復しているという。

 贈呈式に出席した佐藤さんは「とにかく必死だった。戸塚さんが来てくれてほっとした」と当時を振り返り、戸塚さんも「勇気と経験、知識を兼ね備えた佐藤さんの初期対応が命を救った」とたたえ合った。

 阿部和彦署長は「2人の勇気ある迅速、的確な手当てが市民の尊い命を救った。救命の連鎖が市民に広がる取り組みを進めたい」と語った。

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