願い事、宇宙に届くポスト設置 秋田内陸線・阿仁合駅 画像化してISSへ

宇宙ポストに願い事を書いた短冊を投函する阿仁合小の児童

 秋田内陸線を運行する秋田内陸縦貫鉄道(北秋田市)は1日、人工衛星で宇宙に願い事を届ける「宇宙ポスト」を北秋田市の阿仁合駅に設置した。2日のお披露目式では地元の小学生たちが短冊に願いを込め、投函(とうかん)した。

 小型人工衛星の開発を手掛ける一般社団法人リーマンサットスペーシズ(東京)が展開するプロジェクトの一環。ロケット形のポストは高さ約1・8メートル、幅約30センチで、内陸縦貫鉄道の社員が三角コーンや紙筒などを使って手作りした。

 阿仁合小の児童9人が願い事を書いた短冊を投函し、2年の高堰将聖君(7)は「地域の人が幸せになりますようにとお願いした。願い事が流れ星になるのが楽しみ」と喜んだ。

 内陸縦貫鉄道の吉田裕幸社長は「ポストが地域を元気にし、明るく照らしてくれる存在になってほしい」と話した。

 願い事の短冊は画像データにして10センチ立方の人工衛星に搭載され、物資運搬用のロケットで国際宇宙ステーション(ISS)に届けられる。ISSから宇宙空間に放出され、大気圏に突入後、流れ星になる。

 第1弾として11月30日までに集めた願い事は2022年12月以降に宇宙に運ばれる予定。短冊は鷹巣駅(北秋田市)と角館駅(仙北市)にも用意し、郵送も受け付ける。

 ポストの常設はいすみ鉄道国吉駅(千葉県)に続いて全国2カ所目。

願い事を書く短冊(手前左)とデータ化した願い事を届ける人工衛星の試作品

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