「目指せ金」鉢植えに応援メッセージ 無観客試合のあづま球場

無観客で行われた日本―オーストラリア戦=21日午前10時10分ごろ、福島市の県営あづま球場(藤井かをり撮影)

 東京五輪のソフトボール競技が21日に始まった福島市の県営あづま球場。無人のスタンドにセミの声が響く中、新型コロナウイルスの感染が収まらない下での五輪が始まった。
 球場は午前6時に開場。そろいの青いポロシャツ姿のスタッフが試合準備や報道陣の対応などに追われた。コンコースには地元小学生が育てたアサガオの鉢植えが並べられたが、めでる観客はいない。「めざせ! 金めだる」「オリンピック みんなでいっしょにもり上がろう」。飾られたメッセージが無言のエールを送っていた。
 同球場は当初観客を入れて開催する方針が示されていたが、10日に一転して無観客が決まった。取材に訪れたドイツ人記者のフェリクス・リルさん(35)は「日本はそれほど感染者が多くないのに、無観客を決めたことに驚いた。ちょっと残念だ」と話した。
 試合は大会組織委の橋本聖子会長や福島県の内堀雅雄知事らが見守る中、地元の女子中学生バッテリーによる始球式で幕を開けた。日本代表の先発を務めたエース上野由岐子は五回途中1失点と好投。打線が3本塁打と爆発して大勝した。
 宇津木麗華監督は開幕前「福島県に対する思いを試合を通じて見てほしい」と話していた。13年ぶりの金メダルを目指すチームが福島から好発進した。

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