東松島で「みんなの想火」 鎮魂の竹あかりほのかに

砂像を囲み、光のともった竹筒が並んだ会場=22日午後7時30分ごろ

 デザインを施した竹筒に明かりをともす「竹あかり」を47都道府県で一斉に点灯する「みんなの想火(そうか)プロジェクト」が22日、東松島市の野蒜海岸で開かれた。市内の東日本大震災の犠牲者数と同じ1133本の竹筒を並べ、訪れた人々は幻想的な光の中で震災からの10年に思いをはせた。

 実行委員会の主催。竹筒は廃材を活用し、市内の防災体験型宿泊施設「キボッチャ」のワークショップで作った。砂の彫刻家で市の地域おこし協力隊員、保坂俊彦さん(47)が手掛けた砂像「不死鳥」も展示された。
 市内の会社員渡辺恵子さん(49)は「竹から漏れる光がきれい。震災後は足が遠のいていた場所だが、来て良かった」と話した。
 実行委員で地域おこし協力隊員の江俣欣倫(よしとも)さん(35)は「津波が押し寄せたこの海岸で住民の笑顔を見られてほっとした。来年も開催したい」と語った。
 想火プロジェクトは昨年7月に初開催。県内では今年、気仙沼、登米両市を含む5市町が会場となった。

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