24日にあった東京五輪体操男子種目別あん馬予選で、亀山耕平(32)=徳洲会、仙台大出=が決勝に進んだ。5年前に一度引退を決意したベテランは、厳しい1年延期の壁を乗り越え、初出場で表彰台を目指す。
2013年にあん馬で世界一を経験してからは浮き沈みの激しい競技生活だった。国内の大会で勝てないのも珍しくない。16年リオデジャネイロ五輪代表を逃して落胆していたところ、徳洲会の米田功監督に声を掛けられた。
「亀やめちゃうの? もったいないでしょ」
自身を過小評価していた亀山にとって思いがけないエールだった。競技に対する熱が冷めなかったのは、周囲の期待が大きかったからだ。
「周りが才能を認めてくれるというのは奇跡的な人生。いつでもやめて良かったのに、まだやっている、やってしまっている感覚」
新型コロナウイルス感染拡大に伴う自粛期間中も、ほぼ休みなく自宅と練習場を往復する生活を続けた。「息抜きや休みなんて五輪が終わってからでいい」。そう自分に言い聞かせ、30代になっても体操漬けの毎日を送ってきた。
同学年の内村航平の存在も大きかった。内村が昨年、鉄棒に絞って代表入りを目指すと決めた時、中学3年まで指導を受けていた横山茂明さん(67)=宮城県多賀城市=にこう打ち明けていた。「種目別では俺が先駆け。航平には絶対負けない」
内村はまさかの予選落ち。同志の思いも背負いながら、世界の頂点を目指す。
(剣持雄治)
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