自然と向き合う「縄文的生き方」発信 庭に竪穴式住居建てたマニア

「縄文好き」が高じて竪穴住居を建てた山田さん。住居内でソロキャンプを楽しむという

 青森県平川市在住のコラムニスト山田スイッチ(本名・葛西聡子)さん(44)は遮光器土偶のかぶり物をまとったゆるキャラ「ドグ子」に扮(ふん)し、27日に世界文化遺産登録が決まった「北海道・北東北の縄文遺跡群」をPRする。自宅に竪穴住居を建てた筋金入りの縄文マニア。「遺跡や土器のデザインに縄文人独特の感性が見える。縄文ほど面白いものはない」と、縄文ファンの輪をさらに広げようと意気込む。

 縄文愛好家の「面白枠」を自称する。知人らと共に2008年、庭に直径3メートルの穴を掘って杉の丸太で住居を造った。環状列石を囲み、おにぎりを食べる会を企画するなど、ユニークな活動を続けてきた。

 環状列石は土地のエネルギーを高め、災害から守るためのものではないか―。そう考え、東日本大震災後に青森県外ケ浜町の大平山元遺跡近くで地域住民らと共にストーンサークルを造ったこともある。今は撤去されたが、津波で傷ついた被災地への祈りを込めた。

 ソロキャンプが流行するなど、自然との触れ合いを求める人が増えている。「パソコンなど画面越しの交流が多い現代だからこそ、自然と向き合う縄文的な生き方が求められているのではないか」と話す。

 最近はドグ子として遺跡を訪ね、会員制交流サイト(SNS)などを通じ、「クスッと笑える」情報の発信に力を注ぐ。「遺跡に足を運ぶと野性を取り戻せるような気がする。登録を機に多くの人に訪れてもらい、縄文の楽しさを体感してほしい」

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