たとえ無観客でも、少しでも近くで。東京五輪アーチェリー男子代表の古川高晴(36)=近大職、青森東高-近大出=の父勝也さん(69)と母礼子さん(66)=青森市在住=が28日、個人戦があった夢の島公園アーチェリー場(東京都江東区)を訪れ、スマートフォンの映像で奮闘を見守った。古川は親心にも後押しされて2回戦突破。両親は「虫に刺されながら観戦したかいがあった」と笑顔を見せた。
この日は1、2回戦の連戦で、初戦は12時半開始。両親は午前10時すぎに会場に到着。約200メートル離れた樹木の覆い茂る脇道で、スマホを片手に約4時間観戦した。気温31度。蚊やアブが飛び交う環境にもめげず「高晴、頑張れ」「大丈夫、勝てる」。弓を放つたびに声援を送った。
当初は自宅で応援するつもりだった。首都圏の無観客開催が決まった9日、上京しないことを伝えた。
「後悔はないの?」。それが息子の答えだった。
アテネ、北京、ロンドン、リオデジャネイロ。出場した4大会は全て現地で応援している。「最後の五輪かもしれない。息子が自国開催の五輪に出た証しを残し、自分の棺おけに入れたい」(勝也さん)。新型コロナウイルスワクチンの2度目の接種を開幕前に終えたことも背中を押した。
古川はロンドンに次ぐメダルを目指して試合が続く。夫妻は男子個人決勝が行われる31日まで滞在する。礼子さんは「無観客でも五輪が開かれ、5年間頑張ってきた努力の成果を披露できる。選手、その親はみんな感謝していると思う。少しでも近くで息子の勝利を見られて良かった」。額の汗を拭った。
(狭間優作)
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