クマ、わなを避けて悠々と食事 仙台・秋保の山林

クマ、悠々と食事

 仙台市太白区秋保町長袋地区の山林に、体長1メートル強のクマが出没した。住民グループが地区の一部の8カ所にイノシシ捕獲用の箱わなを仕掛けている。クマはこのうちの一つに現れた。わなを避けてイノシシ用のまき餌の米ぬかを横取りして食べ、悠然と山の中に消えていった。
(生活文化部・桜田賢一)

 クマが出たのは7月12日午後7時前。箱わなの手前の米ぬかを少しなめると、辺りを気にしつつ餌の量がより多い箱の中に歩を進めた。箱わなは内部に渡したワイヤに触れると落とし戸が閉まる仕組みだが、慣れているのか巧みに回避。6分ほどで食べ終え、箱の外に出て行った。

 住民グループによると、箱わなでクマを捕ることは認められていないが、以前は引っ掛かることもあった。グループの一人、農業佐藤康夫さん(67)は「知恵がついてきたのかもしれない」と推測した。

 撮影は、東北で拡大する獣害の取材の一環。土地所有者の了解を得て、動く物に反応し自動撮影するカメラを設置した。

イノシシ捕獲用の箱わなに侵入するクマ=7月12日、仙台市

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