公共施設は休館、部活も原則中止 岩手県が独自の緊急事態宣言

緊急事態宣言の内容を説明する達増知事=12日午後5時15分ごろ、岩手県庁

 岩手県は12日、県内の新型コロナウイルスの感染者急増を受け、独自の緊急事態宣言を初めて出した。不要不急の外出自粛、県境をまたぐ帰省や旅行などの原則中止・延期を県民に呼び掛けた。期間は人口10万人当たりの1週間の新規感染者数が10人を下回るまで。

 同日公表された感染者36人を加えた直近1週間の新規感染者の割合は16・5人。政府の対策分科会が示すステージ3(感染急増)の指標である15人を初めて超えた。重症者を除く病床使用率も45・4%と指標の20%を大きく上回っている。

 県は公共施設を原則休館し、主催イベントは中止や規模縮小を検討する。夏休み期間中の県立学校には部活動の原則休止を求めた。

 一方、宿泊施設や飲食店に営業時間短縮などの要請はしない。売り上げの減少が見込まれるため、事業者支援金は現在の30万円から40万円に引き上げる。

 達増拓也知事は臨時記者会見を開き「2週間後、感染者が倍に増える可能性もある。今思い切った手を打たないと医療崩壊につながってしまう」と強調した。

 その上で「行動抑制によって感染者数が減れば、感染対策をしながら経済活動ができる。そのビジョンを県民にも共有してもらいたい」と協力を呼び掛けた。

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