黙走する<ツール・ド・東北への道(6)>

青葉城跡から望む仙台市街。この日も小雨だった=8月10日午前10時30分ごろ
スマートウォッチで記録した宮床ダムまでの走行ルート
消費カロリーは結構あるが、あまり痩せないのが悲しい

 しっかりとした練習ができない日が続いている。新型コロナワクチンの2回目接種を受けたためだ。基礎疾患があるので早めの対象になった。心配された副反応は腕の痛みぐらいで済んだが、しばらくは激しい運動を避けた方がよさそうだ。

 どの程度が「激しい」のか迷う。とはいえ、ロードバイクで一日中走るのは、避けるべき行為の部類に入るだろう。異変を感じたらすぐに帰宅できるよう、遠出せず近所をうろつくことが増えた。

 仙台市北西部の丘陵地帯にある自宅を起点にして、お気に入りのコースがいくつかある。

 まずは県道仙台北環状線を越えて泉ケ岳に向かい、宮床ダム(大和町)を抜けて戻るルート。宮城県図書館を経由し街中に戻ると約40キロ。半日はかからず、走り応えもしっかりある。

 もっと短い時は仙台城跡も楽しい。石垣の脇を抜ける急坂は相当しんどいが、東北大の理系キャンパスをのんびりと流して広瀬川まで下り、家まで登り返すと15キロ弱。40キロの走行は夜勤前の運動としてはハードだが、15キロ弱なら何でもない。

 宮城のコロナ感染はついに220人と過去最多を更新し、社会活動が一段と制約される場面が増えていく。ツール・ド・東北開催まで残り1カ月ちょっと。雲行きは怪しくなってきたが、風を切って走っていると気がめいるということがあまりない。こんな状況では人と接触せず、黙々とペダルを回すのは悪くない選択だ。自転車があって良かったと、あらためて思う。(う)

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 9月19日の開催まで2カ月を切った「ツール・ド・東北」。コンテンツセンターのデスクと記者が出場までの日々をつづる。

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