JR磐越西線の16・6キロ非電化計画浮上 直通消滅の恐れ、喜多方市見直し要望へ

非電化区間となる可能性がある喜多方駅

 JR東日本が、福島県の磐越西線喜多方-会津若松間(16・6キロ)の非電化を計画していることが分かった。実現すれば同区間は電車からエンジンで走行する気動車に切り替わる。電化区間からの直通列車がなくなって利便性が落ちるなどとして、地元の喜多方市は関係団体と連携してJR、国土交通省などに見直しを要望する方針。

 非電化計画は市が3日、市議会に説明した。市によると、早ければ2022年3月のダイヤ改正で喜多方-郡山(81・2キロ)の直通列車がなくなる。現在1日上下3本ある直通列車は会津若松で乗り換えが必要になる。計画は6、7月にJR側が市に説明した。非電化によって架線維持費などの圧縮が見込めるとされる。

 イベント列車の喜多方への乗り入れもなくなるとされ、観光面の影響が懸念される。市企画調整課は「地域の活力低下につながりかねない。利便性低下が利用者減を呼び、さらなる減便や廃止が想定される」と指摘する。

 利用者の反発も避けられそうにない。通学で直通列車を利用する同市の男子大学生(19)は「郡山に着くのが遅くなる。会津若松より先で降りる乗客は10人以上はいると思う」と困惑。郡山で新幹線に乗り換えるという会社員男性(52)も「さらに不便になる」と憤る。

 非電化計画についてJR東日本仙台支社は「協議中なので答えられない」としている。

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