<東北のお取り寄せ>なかほら牧場ぷりん(岩手・岩泉)「放し飼い」が生む濃厚な風味

素材本来の風味が楽しめるなかほら牧場ぷりん

 東北には、地域の食材を生かしたり、伝統の味を進化させたりして人気を集めるスイーツが多い。新型コロナウイルスの感染拡大で巣ごもり消費が続く中、手元に取り寄せて幸せを味わうのはいかがだろう。お取り寄せ王国を歩き、各地の店や生産者を訪ねた。

 ふんわりとろける滑らかな舌触りを楽しむと、濃厚な風味が口いっぱいに広がった。岩手県岩泉町のなかほら牧場が製造する「なかほら牧場ぷりん」は、自然が育んだ素材の味を最大限に引き出した一番人気の商品だ。

 ベースとなるのは、もちろん牧場で搾られた牛乳。そこに一関市藤沢町の館ケ森アーク牧場と山梨県甲斐市の黒富士農場から仕入れた有精卵を加える。

 さらに有機アガベシロップと岩手県野田村産の野田塩を入れ、程よく甘味を引き立てる。添加物は使用せず、食材そのもののうま味を生かす。

 手作業で丁寧に瓶に詰め、一般的な製法より低めの90度で20分間じっくりと蒸し固める。牛乳に含まれる脂肪球が損なわれず、クリームの層が上部に生まれるため、二つの食感が楽しめる。

 なかほら牧場は1984年に開設された。北上山地の標高700~850メートルに位置し、130ヘクタールの広大な自然の中で約160頭の牛を飼育している。

 牛舎で管理せず、365日放し飼いにする「山地(やまち)酪農」の実践で知られる。自然の草を自由に食べさせることで、牛の幸福度が増すという。それが良質な牛乳の生産につながり、味わい豊かな乳製品を生み出す。

 牧場長の中洞正さん(69)は「食材の良さを守り、自然本来が持つ質の高い味に仕上げている。一度食べれば違いがはっきり分かる。本物の魅力を味わってほしい」とPRする。

山地酪農で牛を育てる中洞さん

[メモ]なかほら牧場ぷりんは、カスタード、ほうじ茶、チョコレートの三つの味がある。いずれも1個450円(送料993円)、6個入り3650円(送料込み)、12個入り6350円(同)。各種類の詰め合わせや、ドリンクヨーグルトとのギフトセットもある。賞味期限は約4週間。注文はインターネットで受け付ける。連絡先は、なかほら牧場東京事務所050(2018)0110。

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