旧校舎に飲食店やオフィス、アトリエ 「山形一小」を発信拠点に改修

 山形市中心部にある山形一小の旧校舎を地域の文化や観光の活性化に生かそうと、市が改修工事を進めている。東北芸術工科大(山形市)と連携する「Q1プロジェクト」の一環。創造都市拠点施設「やまがたクリエイティブシティセンター・Q1」(仮称)として2022年9月の開館を予定し、飲食店やオフィス、アトリエなどの入居を募る。

改修後の山形一小旧校舎の内部のイメージ(山形市提供)

 旧校舎は地上3階、地下1階で1927年の完成。市は2003年、敷地内に新校舎を建設した。山形県内初の鉄筋コンクリート校舎の旧校舎は保存され、国の登録有形文化財に認定された。10年から市が観光交流施設「山形まなび館」として1階で文化財展示室や交流ルームなどを運営してきた。

 本年度は工事、備品購入などの事業費に10億5700万円を充てる。山形まなび館の設備を生かし、未整備だった2、3階を改修する。バリアフリーのためエレベーターを新設する。

 山形市は17年、市内で開催される「山形国際ドキュメンタリー映画祭」などが評価を受け、国連教育科学文化機関(ユネスコ)創造都市ネットワークの映画分野に加盟認定された。さらなる文化振興を目指してQ1プロジェクトを計画し、第1弾として19年7月~21年3月に旧校舎内にブックカフェを設けた。Q1には「旧一小」と「問いの始まり」の意味がある。

 施設内で7月15日にあった安全祈願祭で佐藤孝弘市長は「山形市は文化、芸術活動が盛んだが全体が捉えにくかった。発信拠点が必要で、この建物に目を付けた」と期待を寄せた。

改修後の山形一小旧校舎の外観イメージ(山形市提供)
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