<東北のお取り寄せ>くらたの醤油ばうむ(秋田・湯沢)相性抜群味わい濃厚

しょうゆの風味がほのかに香る醤油ばうむ

 東北には、地域の食材を生かしたり、伝統の味を進化させたりして人気を集めるスイーツが多い。新型コロナウイルスの感染拡大で巣ごもり消費が続く中、手元に取り寄せて幸せを味わうのはいかがだろう。お取り寄せ王国を歩き、各地の店や生産者を訪ねた。

 しっとりと柔らかい食感の生地を口に入れると、しょうゆの香ばしい風味がほのかに漂う。1853(嘉永6)年創業、秋田県湯沢市の老舗和洋菓子店「くらた」の人気商品「醤油(しょうゆ)ばうむ」。しょうゆとバウムクーヘンの取り合わせが絶妙だ。

 筒状の棒にしょうゆを混ぜ込んだ生地を付けて回しながら1層ずつ焼き、約20層になるまで約1時間繰り返す。しょうゆの香りを生かし、濃くなり過ぎないよう丁寧に焼き上げる。

 しょうゆは、くらたと同じ年に創業した仙北市角館町のみそ・しょうゆ製造「安藤醸造」が手掛ける「家伝醤油」を使用。仕込み水の代わりにしょうゆを使う「再仕込み」製法による濃厚な味わい、熟成された香りが特徴だ。約1年かけた試作で、味の濃さや風味が洋菓子と相性が良いとして選ばれた。

 くらたと安藤醸造は約25年前から、洋菓子としょうゆのコラボ商品の開発を進めてきた。第1弾はしょうゆ味のソフトクリーム「元祖しょうゆソフト」。一見するとミスマッチな組み合わせが話題となり人気を集めた。醤油ばうむは2013年に販売を開始し、お土産品としての需要が多い。

 首都圏や関西の百貨店などで開かれている「バウムクーヘン博覧会」でも、くらたは秋田県代表として第1回の16年から参加。醤油ばうむを販売している。

 同社営業部次長の菅広貴さん(35)は「商品名でイメージするほどしょっぱくないので、だまされたと思って食べてほしい」と笑う。

約1時間かけ、生地を1層ずつ焼く従業員

[メモ]1ホール(直径14センチ、厚さ4センチ)は1400円。個包装のカットタイプは1個170円で、8個入り(1480円)もある。送料別。バウムクーヘンのほか、しょうゆを使ったロールケーキとマカロン、カップアイスも製造・販売している。注文は電話か店のホームページ、インターネット通販サイト「楽天市場」で受け付けている。連絡先はくらた0183(73)5185。

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