「二兎」を追う<ツール・ド・東北への道(7)>

阿武隈急行の電車とロードバイク。どちらも記者の「愛車」だ=丸森駅

 愛車が無事修理から帰ってきた、と思ったら雨続きだ。ロードバイクは普通の自転車に比べてタイヤが細く、溝が浅い。マンホールのふたなどがぬれているだけで横滑りし、肝を冷やす。特に夜は危険を伴うため、トレーニングに出られない日々が続いている。

 ロードを買って2年。晴れた休日のお気に入りは、仙台市内の自宅から岩沼市まで出て、阿武隈川沿いに宮城県丸森町まで行く片道約40キロのルート。岩沼までは国道だが、そこから先は川風に吹かれながらのんびり、ゆったり進む。何よりアップダウンが少ないのがいい。

 往復することもあるが、疲れたときは阿武隈急行が強い味方になる。ルート沿いからおおむね3キロ以内に駅があり、解体して輪行バッグに入れれば仙台まで楽に戻ることができる。

 福島―東船岡間では、通勤通学の時間帯以外などは解体せずに積み込めるサービスもある。冷房の効いた列車で涼めば再びこぎ出す力が得られる。

 阿武急には33年前の全線開業に合わせて導入されたお気に入りの車両が今も走る。鉄道も自転車も好きな「チャリ鉄」の記者にとっては、一石二鳥のサイクリングコースだ。(ふ)

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 9月19日の開催まで1カ月を切った「ツール・ド・東北」。コンテンツセンターのデスクと記者が出場までの日々をつづる。

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