ぼのぼのベンチで加美PR 漫画家いがらしさんとタッグ

街のベンチに座るぼのぼののぬいぐるみ。ベンチもキャラクターも石製のものが設置される

 宮城県加美町は、町出身の漫画家いがらしみきおさんの代表作「ぼのぼの」を活用したにぎわい創出事業を12月にも始める。中新田図書館にいがらしさんの仕事部屋を再現した「ぼのぼの館」を開設。町の商店街には漫画のキャラクターベンチを設置し、ぼのぼのファンの呼び込みを狙う。
 ぼのぼのは、ラッコのぼのぼのを主人公にした4こま漫画で、1986年の発表以来、単行本は46巻発行されている。
 町によると、いがらしさんは4月、新型コロナウイルス禍でリモート業務に切り替え、事務所を閉鎖した。その際、愛用の机やいすなどの仕事道具と、作品を町に寄贈。町観光大使も務めている縁もあり、功績を町内外へ広めようと事業を決めた。
 ぼのぼの館は、中新田図書館内の一部を改装して、いがらしさんの創作の様子を再現。寄贈された原画も展示する。いがらしさんの特集コーナーがある仙台文学館と連携して、展示コーナーの充実も図る。
 いがらしさんには中新田図書館名誉館長を委嘱する予定で、無報酬の就任を内諾してもらった。図書館の車止めも、キャラクターを用いた石製に交換する。
 キャラクターベンチは、石製の11台。町中心部の花楽小路商店街では、既存の木製ベンチと交換して8台設置する。ベンチ上には高さ45センチの石製キャラクターを置く。ぼのぼのに登場する人気キャラクター「シマリスくん」や「しまっちゃうおじさん」と記念撮影もできそうだ。
 ぼのぼのには町の宣伝にも活躍してもらう構想で、首都圏向けの新聞広告でふるさと納税を呼び掛ける予定。猪股洋文町長は「ぼのぼのは韓国でも人気が高く、国内外からファンの来町が見込める。ファンにふるさと納税もしてほしい」と期待を膨らませる。
 ぼのぼのの連載35周年を記念し、仙台市の仙台文学館で企画展「ぼのぼのたちの杜」(9月18日~11月28日)が開催される予定だ。

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