仙台城の「御城印」、新デザインに 伊達政宗の「武将印」も登場

「お城ブーム」が定着する中、仙台城跡(仙台市青葉区)を訪れた記念品「御城印(ごじょういん)」の新図案と仙台藩祖伊達政宗の「武将印」が今月発売された。青葉城資料展示館(同)が、仙台デザイン&テクノロジー専門学校(若林区)の学生に制作を依頼。約60点の候補作から、展示館の来場客約500人による投票や審査を経て選ばれた。

御城印の見本を持つ高橋さん(左)、武将印を手にする秦さん=仙台市青葉区

 発表披露会が2日、同館売店で開かれた。昨年夏に発売され、2代目となる今回の御城印は、和紙をイメージしたベージュ色の背景の中央に「仙臺城」と大書。伊達家の家紋にちなんで竹とスズメを配置した。

 制作者の3年高橋来実さん(22)は「柔らかな色合いになるよう意識した。宮城の温かみある雰囲気を感じ取ってほしい」と説明した。

 武将印は、九曜紋(くようもん)に政宗の騎馬像を後方から見た姿を重ね、辞世の句「曇りなき心の月を先立てて浮世の闇を照らしてぞ行く」が添えられた。デザインした3年秦(しんの)涼太さん(20)は「政宗の家臣の目線を想定した。インパクトがあり、男性のかっこよさも表現できた」と話した。

 伊達文化の発信で観光振興につなげようと、同館は3月、関係者が講師を務める同校に依頼。学生たちは政宗の生涯や仙台城の歴史を学んだ上で、制作に取り組んだ。

 同館の田中於莵彦(おとひこ)館長(78)は「歴史を少しでも勉強して創作すれば、作品にいい影響が出る。今回の制作が、さらなる飛躍の一助になれば」と期待した。

 学生が考えたデザインは、約400年前の仙台城を仮想現実(VR)で体感できる「仙台城VRゴー」の利用客にプレゼントされるトレーディングカードや売店のレジ袋などにも活用される。

 同館によると、御城印は、登城の記念証として2年ほど前からお城ファンの間で話題を集めている。武将印は、城にまつわる武将をかたどった記念証で、御城印に続き注目されているという。

 御城印、武将印はいずれもはがきサイズで、1枚300円。限定1000枚で販売される。

 連絡先は022(227)7077。

関連タグ

河北新報のメルマガ登録はこちら

企画特集

先頭に戻る