東北楽天、投打に振るわず 則本昂5敗目

5回、柳田に3ランを浴びた東北楽天先発の則本昂

 東北楽天は投打とも振るわずに敗れた。

 先発則本昂は5回5失点(自責点4)で5敗目。一回に牧原大の先頭打者本塁打などで2点を先取され、五回に柳田の3ランを浴びた。打線は六回に茂木の2点二塁打で反撃し、七、九回も得点圏に走者を進めたが及ばなかった。

 ソフトバンクは連敗を4で止め、勝率を5割に戻した。先発千賀が7回2失点の好投で4勝目を挙げ、甲斐野は2季ぶりのセーブ。

▽勝 千賀5試合4勝1敗
▽S 甲斐野7試合1S
▽敗 則本昂16試合8勝5敗
▽本塁打 牧原大1号(1)(則本昂)柳田24号(3)(則本昂)

相性良くない福岡で5回KO  

 打球が右翼テラス席に突き刺さると、帽子を脱いで汗を拭った。0-2の五回1死一、二塁。東北楽天先発の則本昂は、柳田の3ランで力尽きた。

 初球を捉えられた。低めへ落ちる変化球で泳がせたが、豪快にすくい上げられた。この試合で早打ち傾向の柳田に対し、1、2打席目も変化球を最初に投じていた。2打席凡退の主砲に、3度も同じ攻め方は通用しなかった。「違う入り方があったかなと思う」。重い追加点を許し、険しい表情を浮かべた。

 右腕は敵地・福岡が鬼門となっている。レギュラーシーズンで最後に勝利投手となったのは2016年7月。以降は11試合に登板して8連敗となり、とことん相性が良くない。

 状態は「悪くはなかった」と言うだけに、ペースをつかみ損ねた一回が痛かった。牧原大に初球の直球で先頭打者本塁打を被弾。後続に際どいコースを見極められて2四球でピンチを招き、遊ゴロを処理しようとした小深田の二塁悪送球で2点目を失った。この回だけで31球を要した。

 5回KOで、相手エースより先にマウンドを去った。石井監督は「うちの主力投手としてプライドを持って、マウンドに上がってくれたかというところ。それができているのであれば、結果はしょうがない」と総括。その言葉は遠回しに奮起を促しているように聞こえた。
(斎藤雄一)

河北新報のメルマガ登録はこちら

企画特集

先頭に戻る