ネコキャラが手話で「すき」 消しゴムはんこ15種類登場

伊東さんが発売した「手話はんこ」

 山形市の消しゴムはんこ作家伊東加奈子さん(43)が、手話をモチーフにした作品を発売した。愛らしいデザインで手話の表現を分かりやすく伝える。娘と手話に親しむ伊東さんは「ろうあ者との相互理解が広がるきっかけになれば」と期待する。

 「手話はんこ」は3センチ四方の消しゴムに、伊東さん考案のネコをモチーフにしたキャラクター「あおたん」の手話表現が彫られている。あいさつや日常でよく使うフレーズなど計15種類を選んだ。

 伊東さんは「かわいいデザインなので、健常者の方に興味を持ってもらえるとうれしい」と願う。1個1000円で8月22日に発売した。

 伊東さんは2010年から似顔絵などの作品を発表し、「はんこ屋クサムラクモ」の店名でイベントやインターネットで販売している。小学3年を筆頭に3人の娘が手話を題材にしたアニメに興味を持ったのをきっかけに昨年、市内の手話サークルに一緒に入会。手話ソングを楽しむ中で「はんこで歌詞を表現したい」と着想を得た。

 今年5月に先駆けて発売した「指文字はんこ」(500円)は、消しゴムに平仮名やアルファベットなど108種の指文字をデザインした。組み合わせることで名前や文章を表現できる。続編となる手話はんこは、より親しみやすさを強調した。

 「私たちが手話をすると、ろうあ者の方が喜んでくれる。『伝わらない』と思っていたことが伝わる楽しさが手話の魅力」と伊東さん。今後も種類を増やし、手話の楽しさを広げたい考えだ。

 作品はインターネットのハンドメイド商品の販売サイト「クリーマ」「ミンネ」などで販売するほか、電子メールでも注文を受け付ける。連絡先は、はんこ屋クサムラクモkusamurakumo@gmail.com

「手話はんこ」より先に商品化された「指文字はんこ」
手話はんこを販売する「クリーマ」のウェブサイト

関連タグ

河北新報のメルマガ登録はこちら

企画特集

先頭に戻る