熱戦を繰り広げた勇者たちの表情は穏やかだった。5日に国立競技場であった東京パラリンピック閉会式。車いすバスケットボールで銀メダルを獲得した主将の豊島英(あきら)(宮城MAX)や、バドミントン女子の亀山楓(高速、宮城・東北生活文化大高出)らが笑顔で競技場に現れた。
コロナ禍での開催に感謝の思いを示した豊島は「すてきな景色をたくさん見ることができた」と感無量の様子。共にチームを引っ張った藤本怜央(れお)(宮城MAX)は「日本のパラスポーツの歴史に新たなページを加えられた」と喜んだ。
競技では今大会に向けて現役復帰し、バドミントン女子で二つのメダルを手にした鈴木亜弥子(七十七銀行)が印象的だった。東京大会で初採用が決まり、5年のブランクを経てラケットを握った。「今までの取り組みを振り返って、やり切ったと言える」。温厚な口調に力がこもっていた。
東北のアスリートはパラ競技の認知度を高めるために汗を流してきた。日本選手団の旗手を務めた谷真海(サントリー、気仙沼市出身)は「一人でも多くの人がパラリンピアンに興味を持つことが心のバリアー(壁)を乗り越えていくことにつながる」と訴える。
1964年に東京で開かれた大会は、日本国内で障害者の社会進出が進むきっかけとなった。リハビリテーションの一環だった運動は年々競技性を高め、パラスポーツとして確立した。今大会は自国開催だったことで、これまで以上に注目が集まった。
「片翼の小さな飛行機」が空へ飛び立った開会式で始まった13日間。「多様性と調和」をうたった大会は、年代や障害の種類を問わず、各国からの選手が輝きを放ち続けた。秋を感じさせる風が吹き抜けた国立競技場。「この素晴らしき世界」のメロディーが流れる中、ともされ続けてきた聖火が消された。(剣持雄治)
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