つり橋直し「滑川大滝」を観光資源に 米沢の温泉宿がCF

現在は通行禁止のつり橋(福島屋提供)

 米沢市の山あいにある東北最大級の滝「滑川大滝」を観光資源として活用しようと、地元の温泉宿が滝へ向かう道中のつり橋の修理を目指している。現在は不通のため、川の中を歩いて渡らなければならず、不便を解消し集客アップにつなげたい考え。資金確保に向け、クラウドファンディング(CF)を進めている。

 滑川大滝の落差は通常時に約80メートル、増水時は150メートルを越え、幅は約40メートル。日本の滝百選にも選ばれた。滑川温泉の一軒宿「福島屋」から約1キロの場所に位置する。秘湯の宿には「滝を見てみたい」との要望が利用客などから寄せられる。

 つり橋は長さ約20メートルで宿の脇を流れる川に架かり、福島屋が所有する。約50年前に整備されたとみられ、老朽化で2015年に通れなくなった。滝へ足を運ぶには川に入って渡る必要があり、増水時は危険なため、滝は見られない。

 CFは、福島屋の専務笹木雅生さん(40)が中心となり、専用サイト「キャンプファイヤー」で9月末まで募る。つり橋の大幅改修費用約460万円に、宿泊券など返礼品の発送費やCFの手数料を加えた500万円が到達目標だ。

 笹木さんは「天候や希望者の装備によって滝の見学を断ることも多かった」と振り返り、「子どもでも行けるように整備し、観光客を呼べるようにしたい。東北最大級の滝を気軽に見られるよう、協力をお願いしたい」と呼び掛ける。

東北最大級の滑川大滝(福島屋提供)

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