「津波からは逃げるしかない」大川小の教訓訴える 東日本大震災から10年半

被災した校舎の前で、オンライン語り部のガイドを務めた鈴木さん(右)=11日午後1時20分ごろ、石巻市釜谷

 東日本大震災の発生から10年半となった11日、児童74人と教職員10人が犠牲となった宮城県石巻市の震災遺構「大川小」には家族連れなどが次々に訪れ、津波の爪痕が残る旧校舎に向かって静かに手を合わせていた。
 午後には、児童遺族らでつくる「大川伝承の会」の共同代表で、6年生だった次女真衣さん=当時(12)=を失った鈴木典行さん(56)が、オンラインの語り部ガイドを務めた。
 新型コロナウイルスの緊急事態宣言を受けて大川小に来ることができなくなった関西の大学生約20人をスマートフォン越しに案内。被災直後の様子や、真衣さんを捜索した時の状況を説明した。
 鈴木さんが「津波から命を守るためには、逃げるしかないということを忘れないでほしい」と訴えると、学生たちは真剣な表情で聞き入っていた。

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