支倉常長がつなぐサッカー交流 来年8月、宮城に欧州の小中生招き大会

第1回大会後に記念撮影に応じる選手ら=2019年4月3日、スペイン(ハポン・ハセクラ後援会提供)

 支倉常長ら慶長遣欧使節団が立ち寄った国の小中学生らがサッカーを通して交流する「ハセクラ・カップ」が2022年8月、宮城県女川町で開催されることが決まった。19年に第1回大会がスペインで開かれたが、その後はコロナ禍で延び延びになっていた。主催者は「大会を地域で盛り上げ、継続的な開催につなげたい」と意気込む。
 海外の子孫らと交流を続ける仙台市のハポン・ハセクラ後援会が主催し、13歳以下の選手が4日間、女川スタジアムで試合を行い、親睦を深める。宮城からはコバルトーレ女川、ベガルタ仙台のジュニアユースの2チーム、海外はスペイン・セビリアの2チームが参加する。イタリアのチビタベッキア市のチームも参加を予定する。
 大会は、使節団が滞在したスペインのコリア・デル・リオ市の市長が17年に来日し、コバルトーレの関係者と交流したことが縁で始まった。19年春には同市で第1回大会が開かれ、コバルトーレのジュニアユースが現地のチームと試合や文化交流した。

「リーグ・ハセクラ」構想も

 後援会は国内での第2回大会開催を模索したが、新型コロナウイルスが障壁となった。世界的な感染拡大で選手を呼び寄せられないこともあり、20、21年開催を断念。ワクチン接種も進む22年夏には感染拡大も一定の収束が見込めると判断し、開催を決めた。
 常長はメキシコのアカプルコやキューバのハバナにも立ち寄っている。コリア・デル・リオ市は中米の都市にも交流の幅を広げる「リーグ・ハセクラ」構想を掲げており、第2回大会が今後の試金石にもなりそうだ。
 後援会事務局長の寺田美穂子さん(50)は「10年前の大震災を伝えるだけでなく、400年前の外交官の子孫として、文化交流のプラットホームになるような大会にしたい」と語り、スポンサーも募っている。
 常長は1613年、サン・ファン・バウティスタ号で石巻市から出航し、ローマ教皇やスペイン国王に謁見(えっけん)した。

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