天候気にせずデイキャンプ! 赤倉温泉の旅館、ゲートボール場を活用

 山形県最上町の赤倉温泉にある旅館「わらべ唄の宿 湯の原」が、所有する屋内のゲートボール場を活用してデイキャンプエリアを開設した。新型コロナウイルスの感染拡大で落ち込む客足の回復に向け、地元高校生の提案を取り入れた。天候を気にせず「外遊び」を楽しめる場として、広く利用を呼び掛けている。

屋内ゲートボール場を活用して開設したデイキャンプエリア(旅館「わらべ唄の宿 湯の原」提供)

 エリアは8月にオープン。広さ1120平方メートルで天井は高い所で高さ約8メートル。広大なスペースに4人用のテント2張りやいすなどを設置し、空いた場所でバドミントンやボール遊びなどを楽しめる。

 木の棒を投げて木製ピンを倒し、得点を競う北欧発祥のスポーツ「モルック」の道具や、DVD観賞用プロジェクターなどの貸し出しもある。旅館の温泉への入浴や近くで川遊びや釣りもできる。

 同旅館は約30年前にゲートボール場を開設した。高齢者の人気スポーツがグラウンドゴルフに代わって近年は利用離れが進み、柴田樹紀専務(44)は「ここ数年は夏場の利用はほぼなかった」と振り返る。

 別の活用法を模索していたところ、新庄東高(新庄市)の生徒2人が旅館を訪問。授業の一環として地域活性化プロジェクトに取り組む2人が、屋内キャンプのアイデアを出したのをきっかけに検討を重ねて実現にこぎ着けた。

 旅館はコロナ禍で客足が以前の3分の1ほどに減少している。柴田専務は「コロナ禍もあってキャンプが人気だが、道具をそろえたりするのは大変。天候を気にせず、気軽にキャンプ気分を味わってほしい」と、具現化した若者のアイデアに期待を寄せる。

 10月末まで開設。利用は午前11時~午後10時で、感染対策で1日1組のみ3~10人程度の貸し切りとなる。1人当たりの料金は大人1500円、学生1000円、小学生600円で入浴料1回分を含む。詳細は旅館の公式ホームページに記載している。連絡先は同旅館0233(45)2215。

「わらべ唄の宿 湯の原」のホームページ
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