栗駒山とセットでいかが? 細倉マインパークに行ってみた

細倉マインパークのマスコットキャラクター「マイン坊や」=22日午前10時50分ごろ、宮城県栗原市

 宮城県栗原市鶯沢の観光鉱山施設「細倉マインパーク」で観光客を出迎えるマスコット「マイン坊や」。似ていると評判の利府町の元マスコット「未来(ミラクル)ボーイ」は先日引退が報じられたが、マイン坊やは現役バリバリ。1200年の歴史を誇る鉱山での活躍ぶりを確かめに、県北まで足を延ばした。(編集局コンテンツセンター・佐藤琢磨)

鉱山の歴史が学べる細倉マインパーク=22日午後1時30分ごろ、宮城県栗原市

 マイン坊やは栗原市へと合併する前の鶯沢町のシンボルサインだった。今も旧町内各所で見かける。「マイン坊やは鶯沢の顔」と同施設の相馬一也所長補佐(50)は胸を張る。施設は新型コロナウイルスによる緊急事態宣言の解除を受けて13日に再開。コロナ禍前の2019年は多い日で1日約1000人が訪れていたが、今年は1日350人が最多だという。

 「コロナがなければ恒例の祭りもできたんですが」と顔を曇らせる。昨年は開園30年目だったが、記念イベントは断念。「鉱山の歴史を学べる貴重な施設。本当はもっと楽しんでほしい」とPRする。

 受付所を通り、坑道に入るとマイン坊やがお出迎え。「僕がみんなとお供するマイン坊やです。じっくり見てくださいね」と日、英、中、韓の4カ国語であいさつしてくれる。施設内の数カ所では押しボタン式で解説してくれる仕組みだ。

ぬれた岩肌がむき出しの坑道=22日午前11時ごろ、宮城県栗原市の細倉マインパーク

 全長777メートルの坑道は一方通行で40分ほどかかる。内部にトイレはない。気温は常に14度ほどに保たれているため、お酒の貯蔵庫(1本3年間、600円)としても利用されている。

 坑道には「坑内事務所」「発破点火」「削岩作業」などの展示があり、各所でマネキンが当時の作業ぶりを伝える。精巧すぎてちょっぴり怖い。坑内事務所で音声に合わせてマネキンが動きだしたときは、思わず声が出そうになった。

 ぬれた岩肌や採掘跡は往時のまま。折り返し地点の天井からつるされた手作りカンテラの明かりはとても幻想的な光景だ。地元児童らがアルミ缶で作った約300個が並び、オレンジの光が坑道をほのかに照らす。

 相馬さんは「1200年におよぶ鉱山の歴史を感じられるでしょう」と話す。リフトで丘に登り、そりで滑り下りる「スライダーパーク」は子どもに人気。「栗駒山もこれから色づく季節。感染対策は万全なので、ぜひお越しを」と呼び掛けている。

精巧につくられた鉱山作業員のマネキン=22日午前11時15分ごろ、宮城県栗原市の細倉マインパーク

[メモ]営業時間は午前9時半~午後5時(12月~2月は午後4時)。火曜定休。観光坑道観覧は大人500円、中高生400円、小学生300円。ただし、自治体が発行している「無料パスポート」を提示した小・中学生は料金がかからない(平日はのぞく)。スライダーパークの営業は11月28日までの土日祝日のみ。1回300円、2回500円。最終入場は午後4時半。連絡先は細倉マインパーク0228(55)3215。

マイン坊やが活躍する「細倉マインパーク」

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