気仙沼・亀山の乗り物復活へ前進 ゴンドラなど市が整備検討

震災前、亀山リフトに乗る利用客=2009年(気仙沼市提供)

 宮城県気仙沼市は、山頂へのアクセスが課題となっている大島・亀山(235メートル)について、中腹駐車場を拡幅した上で、駐車場からゴンドラなどの輸送設備を整備する方向で検討していると明らかにした。

 菅原茂市長が21日、市議会9月定例会の一般質問で答弁した。市はこれまで公設民営による設備整備を視野にルートや乗り物の種類について検討しており、「(中腹からが)事業規模や採算の観点で最も可能性が高い」と説明した。

 28日の定例記者会見でも触れ、季節が限定されるリフトではなく、通年運転が可能な乗り物が望ましいとの認識を示した。

 以前は浦の浜からレストハウス付近までを結ぶ市営リフトがあったが、東日本大震災の津波と火災で壊滅。観光施設であることから、国の復興事業に認められなかった経緯がある。

 レストハウスから展望台まで約5分の坂道も勾配が急で、高齢者らには負担が大きい。菅原市長は「なるべく(展望台の)近くまで行ける乗り物にしないとと思っている」と述べた。

 震災前、リフト運営は年間3000万円前後の赤字続きだった。今後は持続的な運営ができるよう採算性を精査し、年度内に方針を示し早期着工を目指す。

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