寒風沢のタコでたこ焼き 「漁師の助けに」キッチンカーでユアスタへ

 宮城県塩釜市の浦戸諸島・寒風沢(さぶさわ)島産のマダコを使ったたこ焼きが23日、サッカーJ1仙台の広島戦があるユアテックスタジアム仙台(仙台市泉区)で販売される。みちのくプロレス(滝沢市)のコミッショナー兼レスラー新崎人生さん(54)がキッチンカーで調理。豊漁にもかかわらず新型コロナウイルス禍で販売不振に直面する寒風沢のタコをPRする。

寒風沢島周辺で鎌田さん(右)の籠漁に同行し、タコを手にする新崎さん

 寒風沢島でタコ漁を手掛ける漁師は5人ほど。10、11月の最盛期には籠漁で1日1人平均30~40キロを水揚げし、塩釜周辺の小売業者に卸している。

 市の地域おこし協力隊員として漁業を学ぶ鎌田雄大さん(37)は「コロナ禍で小売業者のタコが売れなくなり、在庫過多になっていると聞く。漁師が取っても買ってもらえず、行き場に困っていた」と明かす。

 新崎さんが出店するキッチンカーの店名は「きいろいタコ」。特製カレールーとソースをかけて提供する。具には外国産のタコを使っていたが、鎌田さんと共通の知人を介して寒風沢島産のマダコを知った。

 新崎さんは「食べてみたら歯応えがあって味もおいしい。困っている漁師を助けたかった」と語る。

 新崎さんは以前から仙台市内でラーメン店を経営している。コロナの影響で売り上げが低迷したため本場・大阪の専門学校で調理法を学び、8月にキッチンカーでのたこ焼き販売を始めていた。

 23日の出店場所は北ゲートエントランス。8個入り500円で販売する。徳島県出身の新崎さんは「みちプロで30年近く仕事をさせてもらった。寒風沢のタコをアピールし、お世話になった宮城に恩返しがしたい」と力を込める。

 鎌田さんは「宮城でタコが有名なのは南三陸町だが、たこ焼きで知名度を上げ、多くの人に塩釜に買いに来てもらいたい」と話す。

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