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投票所の雰囲気、何とかなりません? 一部地域ではBGMも

期日前投票所の投票箱=仙台市青葉区のアエル

 「投票所の雰囲気が悪い」。投票率を向上させるアイデアを募った「読者とともに 特別報道室」に、こうした意見が複数寄せられた。有権者の不満の声を選管にぶつけてみたが、担当者は「投票所は厳粛な場である」として取り合ってくれず、思いはかみ合わない。公正さを保ちつつ、ムードを改善する方法はないのだろうか。

 「たくさんの立会人に頭から足の先までジロジロと見られるのが嫌。嫌な思いをしてまで投票に行きたくないのが本音」。8~11日、通信アプリ「LINE(ライン)」で友だち登録する人に呼び掛けたアンケートで、50代のパート・アルバイト女性が打ち明けた。

 70代以上の無職男性は「投票管理者をはじめ大勢の関係者から、動きの一部始終を監視されている気がして、雰囲気が非常に悪く感じる。人数が多すぎないか」と疑問を呈する。

 他にも「入ると一斉に見られて嫌だなと思った」(50代女性会社員)「地元の年配の実力者が立会人として見ているのはいただけない」(40代主婦)「若年層が近寄りにくい雰囲気になっている」(30代会社員女性)などの意見があった。

 仙台市選管に問い合わせたところ「そうした指摘はなく、対策は検討していない」との回答だった。青葉区選管の担当者は「投票は厳かな雰囲気で行われるものなので、慣れてもらうしかない。一番重要なのは不正を防ぐこと」と話す。

 投票所で投票立会人を務めた経験がある宮城県北の女性(68)は「不正を見逃してはいけないという緊張感がある。へらへら笑っているわけにはいかない」と強調。その上で「雰囲気の暗さを感じるのは分かる。投票者には『ご苦労さまです』という思いを込めて、首が痛くなっても会釈しているけど」とジレンマを口にする。

 雰囲気を和らげる方法について、60代の自営業男性は「音楽を流すとか、花を飾るとか、いろいろ工夫してみては」と提案する。東京都、兵庫県など一部地域ではBGMを流す事例はある。その場合、特定の候補者を連想させないなど、慎重な検討が必要となる。

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