宮城県気仙沼市が舞台の一つとなったNHK連続テレビ小説「おかえりモネ」をテーマにしたシンポジウムが7日、同市南町海岸の市まち・ひと・しごと交流プラザであった。演出を手掛けたNHKディレクター梶原登城(とき)さん(51)が「おかえりモネが伝えたかったもの」と題し講演し、ドラマの裏側を解説した。
梶原さんらは舞台地選定で石巻市や名取市など沿岸部を巡り、2019年12月に気仙沼市を訪問。大島・亀山からの眺望で「ここだな」と直感したという。島内で取材を進め、東日本大震災時に孤立したエピソードなどを軸に物語が形成されたと明かした。
震災時に島にいなかった主人公・永浦百音(ももね)(モネ)と、島で被災した妹・未知の仲直りが当初からゴールだったという。「人を否定しない、ある種の寛容さ(の大切さ)をじわっとでも感じてほしかった」と込めたメッセージを説いた。
ドラマや震災を市民が振り返るパネルディスカッションもあった。
モネの母と同じく、仙台出身で民宿を営む家に嫁いだ飲食店「唐や」おかみ吉田多恵さん(49)は震災時、子どもから「一緒にいられてうれしい」と言われ「寂しい思いをさせていたんだと突き刺さり、大事にするようになった」と話した。
モネの設定と同じ年齢の市職員小松萌さん(25)は震災後「心のどこかであの日、何もできなかったという思いがある」と吐露し、「モネのように、これからの人生でモヤモヤを解消していけたら」と語った。
シンポは「気仙沼スローフェスタ2021」の一環として開催され、市民ら約120人が聴講した。
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