送電線工事、ドローンすいすい 住宅地などで活用広がる

鉄塔の頂上でドローンからロープを受け取る作業員

 ユアテックは17日、小型無人機ドローンを用いた送電線の新設工事を報道陣に公開した。ヘリコプターよりも騒音が少なく小回りも利くため、住宅地に近い現場などで飛ばせるのが利点。担当者は「将来的には送電網の自社点検でもドローンを使いたい」と話す。

 公開されたのは仙台市泉区実沢地区で約2キロの送電線を張る工事。送電線を引き上げるためのガイドロープをつったドローンが、小さなモーター音とともに約200メートル先の隣の鉄塔まで飛行。地上約40メートルの頂上部分で待ち構えていた作業員がロープを受け取った。

 同社は2018年から送電線工事にドローンを活用する。住宅地のほか、線路や高速道路をまたいで送電線を張る際もヘリコプターを飛ばせないため、ドローンの出番となるという。

 ドローンを操縦したアークコンサル(青森市)の来海天将(くるみたかまさ)専務(38)は「より小型のドローンを事前に飛ばして障害物の有無や電波状況を確認している。風の穏やかな早朝や夕方が作業しやすい」と説明する。

 ユアテックも17年から社内でドローン操縦士の養成を進めており、これまでに約70人が講習を受けた。担当者は「ドローンによる鉄塔などの点検・巡視が自社でできるように東北電力と協議している」と語った。

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