忘年会費を市が負担 山形・天童 利用額の半分、最大1人3000円

天童温泉に昨年オープンした屋台村「と横丁」=20年1月

 幹事さん、忘年会の会費、半分持ちます―。山形県天童市は12月1日から、新型コロナウイルスの感染拡大で打撃を受けた市内の飲食業者を支援するユニークな施策を計画している。今月末に開く予定の市議会臨時会に事業費を盛り込んだ本年度一般会計補正予算案を提出する。

 事業名は「忘年会応援!天童大復活祭。」。山形県独自の新型コロナ対策制度の認証を受け、事業に参加登録する市内の居酒屋や宿泊施設などを午後9時まで利用した5人以上のグループが対象となる。

 各店舗が発行する利用証明書を添付して市に申請した利用者に、1人当たり利用額の半分、最大3000円を支給する。当面は2万5000人の利用を想定し、事業費約8000万円を計上する。

 1次会から2次会への流れをサポートしようと、受け入れ店舗の営業も別に枠組みを設けて支援する。午後9時以降に酒類を提供するスナックなどの市内飲食店を対象に、一定の条件を満たせば経営支援金として10万円を支給する。事業費は約2000万円。

 同市は東北屈指の温泉街を有し、感染拡大前は県内外から宿泊を含む忘年会の利用が多かった。感染状況が落ち着いてきたことから、積極的に誘客を図って地域経済の再生を図る。

 市の担当者は「先が見通せず休業、廃業している店もある。事業を活用して久々に歓談を楽しんでもらい、飲食店を応援してほしい」と話す。連絡先は市商工観光課023(654)1111、内線223。

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