東京電力福島第1原発事故に伴う避難指示が一部で続く福島県葛尾村で30日、帰還困難区域のうち特定復興再生拠点区域(復興拠点)の準備宿泊が始まった。復興拠点が設定されている6町村で準備宿泊が実施されるのは初めて。
準備宿泊の対象は30世帯83人で、初日は内藤一男さん(64)と光子さん(63)夫妻の1世帯2人のみが自宅に戻った。光子さんは「うれしいが100%じゃない。不安も半々かな」と話した。
2人は東京都羽村市在住で、2010年5月に光子さんの古里に2階建ての自宅を建てた。原発事故後も数カ月に一度、片道5時間以上かけ、手入れのために通い続けてきた。
「村に帰りたいとの思いは揺らがなかった」と言う一男さん。光子さんは「川沿いを歩いて鳥や魚を眺めたい。ガーデニングも楽しみ。孫とボール遊びもできるかな」と笑顔を見せた。
地区には、いまだに帰村の判断がつかない住民もいる。自宅を解体し、福島県三春町の災害公営住宅で暮らす大槻勇吉行政区長(72)は「大きな一歩、二歩かもしれない」と復興の前進を喜ぶ一方、空間放射線量の高い場所が残る現状を懸念する。「暖かくなったら戻ってみようかな」と悩む。
村は今後、拠点内に整備した宿泊交流施設を活用しながら生活再建を進めてもらう方針。有識者などで構成する村の除染検証委員会を2回開催した上で、来春をめどに復興拠点の避難指示解除を目指す。
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