<いぎなり仙台/一番探すべ!>国内最大級「ペデストリアンデッキ」(仙台駅前) 増設繰り返し大規模化

アメーバ状に張り巡らされたペデストリアンデッキ。仙台駅舎と林立する商業施設などをつなぐ=仙台市青葉区
仙台駅西口のペデストリアンデッキ。交通量の多い駅前で歩行者の安全と時短を確保する

 東北の玄関口、JR仙台駅の東西に広がるペデストリアンデッキ。駅舎と駅前に林立する商業施設やホテル、バスプールなどをつなぎ、張り巡らされた総延長は約1800メートル、総面積は約1万4000平方メートルと国内最大級の規模を誇る。

 ペデストリアンは英語で「歩行者」を意味する。駅舎や建物の2階部分で結節し、バスやタクシーが行き交う1階部分と分離。交通量の多い駅前で文字通り、歩行者の安全と時短に一役買うデッキとなっている。

 1981年の本格的な利用開始から40年余り。地下鉄開業や商業施設のオープンに合わせ、増設を繰り返してきた。西口は北側が広瀬通、南側は南町通をまたいで愛宕上杉通まで延び、直線で500メートルある距離を結ぶ。

 市民には便利な歩行空間だが、旅行者は「迷路」のように感じるらしい。東京都内から観光に訪れた会社員桜木節生さん(52)は「広くて驚いた。案内看板が少ないためか、現在地を把握しづらい」と戸惑った。

 選挙が始まると、大物政治家の応援演説を聞く有権者であふれるペデストリアンデッキ。青葉通の駅前広場化も検討されており、日本一の風景はますます進化しそうだ。(島形桜)

[メモ]西口ペデストリアンデッキは、1977年の現駅舎開業の翌年に一部利用を開始。西口広場整備事業が完了した81年に完成した。当時の総面積は約8300平方メートルで現在の6割程度だった。東口デッキは2004年に完成し、総面積は約1300平方メートル。国内最初のデッキは1973年、JR柏駅東口(千葉県)に造られた。

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