受験生狙う痴漢・盗撮防げ 仙台市交通局が警戒強化

仙台市地下鉄東西線

 仙台市交通局は15、16日の大学入学共通テストに合わせ、職員による市地下鉄やバス車内の警戒を強化し、受験生を痴漢や盗撮の被害から守る。インターネット上に痴漢行為をそそのかすような書き込みがあり、不審者に目を光らせる。

 地下鉄は受験生が試験会場に向かう朝の時間帯に、職員1~3人が利用者の多い仙台駅、東北大キャンパスに近い東西線川内駅の構内を見回る。東西線宮城野通-川内間は職員1人が車内に乗り込み、警戒する。

 バス車内でも「何かトラブルがあったら、運転手に相談してください」と呼び掛けるアナウンスを流す。

 掲示板サイトには仙台市地下鉄と特定されていないものの、試験日に受験生を狙った痴漢行為をそそのかす書き込みが、毎年のように散見される。受験生は被害に遭っても、試験開始に遅れないために、泣き寝入りするだろうとしている。

 交通局が把握する地下鉄とバスの痴漢、盗撮被害は年間30件程度で、大半は地下鉄の車内で発生する。薄着になる7~9月が多く、受験シーズンの1~3月は昨年も2件と少ない。実際に受験生が被害に遭った例はつかんでいないものの、掲示板の書き込みの悪質性を重く見て対策を講じる。

 13日は市議会社民フォーラム市議団が青葉区の交通局庁舎を訪れ、加藤俊憲交通事業管理者に対策強化を求める要望書を提出した。石川建治代表は「若者が人生を懸けた試験で力を発揮できるようにしてほしい」と述べた。

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