ED91形電気機関車解体始まる 保存求める声届かず「恥ずかしい結果」「せめてプレート残して」

解体が始まった電気機関車=18日、利府町の森郷児童遊園

 宮城県利府町の森郷児童遊園にある電気機関車ED91形11号の解体工事が、現地で始まった。

 JR東日本によると、13日に着工し、2月中に完了する見込み。現地は児童遊園への立ち入り禁止を告知する看板が設置された上、電気機関車を囲うようにフェンスなどで覆われ、クレーン車による撤去が進んでいる。

 保存を求めてきた日本鉄道保存協会(横浜市)の米山淳一事務局長は「日本の産業発展の歴史からみて、解体という結果となり恥ずかしい」と批判した。

 鉄道愛好家らでつくる「みちのく鉄道応援団」(仙台市)の佐藤茂代表幹事は「先人たちの知恵と汗の結晶を粗末にする結果となり遺憾だ。劣化するまで放置してきた町の対応も残念でならない」と指摘。「せめてナンバープレートを保存するなどし、歴史を後世に残してほしい」と訴えた。

 解体が進む車両は、仙山線で実施された日本初の交流電化試験に使われた現存する唯一の車両。

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