宮城県利府町の森郷児童遊園にある電気機関車(EL)ED91形11号の解体が間近に迫っている。児童遊園を管理する町が解体方針を決めた後、保存を求める団体が所有者のJR東日本と協議を重ねてきたが難航。解体工事は2022年早々にも進むとみられる。
ELは旧国鉄が1975年に町に無償貸与し、設置された。途中で修繕されたが車体の劣化が進み、有害物質のポリ塩化ビフェニール(PCB)が含まれることなどを理由に、町は維持管理を断念。町議会6月定例会に撤去費用を含む本年度一般会計補正予算案を提出し、可決された。
解体予定の車両は、仙山線で実施された日本初の交流電化試験に使われた現存する唯一の車両。日本鉄道保存協会(横浜市)は保存を求め、JR東日本と9月に協議を始めた。協会は「JRがPCBを除去後に車両を譲渡してもらい、町外へ移転し保存する。運搬にかかる費用などは会員有志から集めて充てる」と主張する。
協会の主張について、町は判断を同社に一任。同社は「PCBなどの処理のためには、屋根を撤去し機械室内の機器類を全て取り出し分解し、台車の解体も必要になる。車体の腐食が著しく進行し、譲渡や保存は現実的ではない。協会の保存計画などが適切かを検討したが、譲渡は難しいと判断した」などと説明し、解体への手続きを進めている。
町は車両撤去後の児童遊園の整備を3月末までに完了させる方針。関係者によると、2022年1月にも車両解体工事が進むものとみられる。
協会の米山淳一事務局長は「新幹線誕生の礎を築いた車両で、戦後日本の産業発展における宝だ。後世に残すべき物であり、JRには価値をもう一度見直してもらいたい」と述べている。
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