がれきの山と新たな街並み リアス・アーク美術館、気仙沼の変化を展示

震災以降の風景の変化を考察する企画展

 宮城県気仙沼市のリアス・アーク美術館で「東日本大震災発生10年特別企画展 あの時、現在 そしてこれから」が開かれている。震災発生直後から現在までの沿岸部の風景の変化に注目し、人々の心や地域文化への影響についても考察している。3月21日まで。

 同館の学芸員が震災直後に同市や南三陸町で撮影した約350枚の未公開写真をはじめ、10年が経過した現地の様子を紹介。激しい津波でがれきの山と化した当時の惨状を伝えるとともに、整然とした街並みに生まれ変わった風景の違いを鮮明に切り取る。

 復興事業の成果と残された課題についても論考。街のインフラが整い巨大な防潮堤が築かれた一方、住民の意識や暮らしの変化に目を凝らし、海とともに培われた地域文化を継承していく必要性を指摘している。

 山内宏泰館長は「復興事業と引き換えに失われたものもある。この10年の風景の変化を改めて振り返り、今後のまちの在り方を考えるきっかけにしてほしい」と話す。

 午前9時半~午後5時。観覧無料。月・火曜と祝日の翌日休館。

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