カフェが秋田・山形の架け橋に 湯沢の企業、県境越えて販路拡大

湯沢産品の販売コーナーで商品を手にする生田さん

 カフェが二つの地域をつないだ。山形市の「アンドマークカフェ」は3月から秋田県湯沢市の産品を販売。自社ブランド「アンドマークテーブル」の名で、果物のジャムやかりんとう、山菜のドレッシングを扱う。

 山形ではなじみの薄い商品。一角に設けた販売ブースでは珍しそうに手に取る来店客もいるという。カフェの運営会社で事業部長を務める生田道昭さん(44)は「交流サイト(SNS)でしか広告を打っていないが、反応はすごくいい」と手応えを語る。

 カフェは新型コロナウイルスの感染拡大で一時売り上げが半減。生田さんが山形市の企業支援機関「Y-biz」に相談し、連携する湯沢市の「ゆざわ-Biz」から販路拡大を求める地元企業の紹介を受けた。

 コロナ禍の中、あえて対面販売を貫く。「カフェは人の出会いを取り持つ場。実際に商品を手に取ってもらうリアルさも大事にしたい」と生田さん。感染対策に気を配りつつ、厄災の中で新たな交流を演出する。
(山形総局・原口靖志)

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