宮城県大崎市西古川に保存されている蒸気機関車(SL)のC58形(愛称シゴハチ)から地域の歴史を学ぼうと、西古川公民館は4月28日、学習会「西古川SLの日」を開いた。
学習会には、古川西中の2年生35人と西古川小の6年生12人、地域住民らが参加。児童生徒は、高度経済成長を支えたSLを語り継いでいくことを誓った。
講師は大崎市の市民団体「陸羽東線シゴハチ歴史保存会」代表の大場正明さん(34)。西古川のC58が戦前の1938年に製造され、空襲の被害を免れて戦後復興に貢献したことを、映像を交えながら解説した。
大場さんは「大崎のお米を消費地に届け、鳴子温泉への観光客を運んだ。その功労者としてC58を永遠に残そうと保存されてきた」として、令和に残る戦争体験者だと位置付けた。
公民館の佐々木孝嘉館長も解説に加わり、西古川から加美を通って北仙台まで結んでいた仙台鉄道の旧路線も紹介。「鉄道が地域の経済、人の流れを支えた。その現物のC58が西古川にある。家族で話題にしてほしい」と訴えた。
市内にはC58が中山平、岩出山にも保存されている。学習会では市担当者が、屋外で風雨にさらされて老朽化したため、3台とも解体する方針だと説明した。
参加者はC58が保存されている西古川児童遊園に移動。記念撮影や園内清掃をした。古川西中2年の加藤暁翔さん(13)は「自分が住む地域に、歴史があるSLがあることが分かった。次の世代に歴史を伝えていきたい」と話した。
大場さんは「子どもたちが地域の魅力に気付き、誇りを持ってくれるとうれしい」と語った。歴史保存会はC58の保存継続を求め署名活動をしている。
西古川公民館は西古川SLの日を毎年開催する予定。
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