事例分析に遺訓生かす 震災関連死に迫る・第4部(完)
東日本大震災の3カ月半後、49歳だった石巻市の男性は突然、致死性不整脈で命を落とした。
記録をひもとくと、避難所や親戚宅を転々としながら、津波で1階天井まで浸水した自宅の修繕に走り回っていた。亡くなる約2カ月前は中等度の高血圧。生活環境の変化で持病が悪化した可能性がうかがえた。
「死因から背景をさ…
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