イクスカポイント見直しへ コロナと燃料高騰、仙台市交通局の収支厳しく

市バス乗車口の読み取り機にかざしたイクスカ

 仙台市議会6月定例会は15日、本会議を開き、代表質疑を始めた。市交通局の吉野博明事業管理者は、新型コロナウイルスと燃料高騰の影響で悪化する収支の改善のため、交通局発行のICカード乗車券「イクスカ」のポイント付与制度の見直しを検討する考えを示した。

 ポイントは乗車回数や金額に応じて付与される。1ポイント1円で運賃の支払いに充てられ、2021年度は約3億7000万円分がイクスカに入金された。

 吉野事業管理者は「過去2年で市バス事業は30億円、地下鉄事業は75億円の減収となった。経営の厳しさが増す中、現行のポイント付与は収支に与える影響が大きい」と説明した。

 県が示した最大級の津波浸水想定に関して新たに最大約1万9000世帯、約4万人が浸水域に入ることを明らかにし、郡和子市長は「住民の命を何としても守るため、丁寧に説明を尽くす」と強調した。

 昨年頓挫したガス事業民営化の公募に関しては、中鉢健嗣事業管理者が「関心を持っている事業者が原料価格高騰や円安に追われ、経営判断する時期にない」と、公募再開の時期を見定める考えを示した。

 菅原正和(自由民主党)細野敬士(市民フォーラム仙台)佐々木真由美(公明党市議団)の3氏が質問した。

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