仙台市交通局がイクスカポイント見直しへ…そもそもポイント制度って何?

伊達家ゆかりの水玉模様とスズメをあしらったイクスカ

 仙台市交通局は先日の仙台市議会で、新型コロナウイルス感染拡大による乗客減少や燃料高騰で悪化する収支改善に向け、交通局が発行するICカード乗車券「イクスカ」のポイント付与制度見直しを検討する考えを示しました。そもそも、イクスカのポイント制度はどのようなものなのでしょうか。仕組みをまとめました。(編集局コンテンツセンター・竹内明日香)

2014年に導入 地下鉄、バス利用でポイント付与

 イクスカはカードに現金を入金(チャージ)し、仙台市地下鉄や市バスなどの運賃の支払いに使うことができる。市地下鉄で2014年12月に導入された。ポイント付与制度はイクスカで市地下鉄、市バス、宮城交通・ミヤコーバスに乗車するとたまる仕組みだ。

市バス乗車口の読み取り機にかざしたイクスカ

 ポイントは①基本ポイント②乗継ポイント―の2種類がある。基本ポイントは1回乗車当たりの運賃に、その月の乗車回数に応じたポイント率をかけて算出される。例えば市地下鉄、市バスの場合、月に1~10回までの利用の場合は5%、11~20回までの場合は9%など、最大25%まで付与率が上がる。定期区間内の利用は対象外となる。

 乗継ポイントは、市地下鉄と市バス、または市地下鉄と宮城交通・ミヤコーバスを60分以内に乗り継ぐとたまる。大人運賃は30ポイント、小児運賃・大人福祉運賃は15ポイント、小児福祉運賃は7ポイント。

 たまったポイントは、1ポイント1円でイクスカにチャージでき、運賃の支払いに充てられる。チャージは地下鉄駅の券売機や、みやぎ生協の一部店舗などに設置されるチャージ機でできる。2021年度は約3億7000万円分がイクスカに入金された。

 ポイントは、乗車日の翌月10日から翌年同月末日までチャージが可能。例えば、2022年6月の乗車分は、22年7月10日~23年7月31日にチャージしないと失効してしまう。自動的にはチャージされないので、注意が必要だ。

2017年のジョジョ展を記念したイクスカ

 交通各社は顧客の囲い込みを図ろうと、ICカード利用者に対してポイント制度を導入してきた。例えばJR東日本の「Suica(スイカ)」は、ウェブサイトで登録したカードで在来線に乗車すると1回の運賃200円ごとに1ポイントが貯まる。スマートフォン用の「モバイルスイカ」は50円ごとに1ポイントが貯まる。新型コロナウイルス感染拡大の影響で交通各社の収益は悪化しており、ポイント制度の見直しの動きが相次いでいる。福岡を拠点とする大手私鉄の西日本鉄道(西鉄)は21年3月、ICカード「nimoca」のポイントサービスを終了した。

2015年の東西線開業で発売されたイクスカ
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