山形県鶴岡市の国指定史跡・松ケ岡開墾場にある樹齢400年のカスミザクラについて、国立研究開発法人森林総合研究所林木育種センター東北育種場(岩手県滝沢市)が接ぎ木に成功した。増やした苗木3株が地元に届けられた。
各地の巨木や名木をクローン増殖させて保存する「林木遺伝子銀行110番」の取り組みで、東北育種場の中村隆史場長らが11日、現地を訪れ、鉢植えを開墾場関係者に手渡した。
カスミザクラはかつて幹周り4メートルの大木で、1992年に羽黒町(現鶴岡市)が天然記念物に指定。淡いピンクの花が地区民を楽しませていたが、2009年の大雪で幹が根元から折れて衰弱していた。11年3月、依頼を受けた育種場が接ぎ木による増殖に挑んだものの、樹勢が弱く失敗。19年に3回目となる若い枝「穂木」を採取し、ようやく成功させた。
3年がかりで40~60センチの5株に増やし、うち3株を開墾場側に渡した。2代目カスミザクラは先月、それぞれ20以上の花を咲かせたという。
受け取った松ケ岡開墾場の堀誠さん(71)は「開墾150年の節目に花を添えてくれてうれしい。松ケ岡の歴史を今後も見守ってくれるよう大切に育てたい」と話している。
育種センターは北海道や岩手県など全国5カ所にある。03年から取り組む「110番」で、東北育種場には5月末まで58件の依頼があり、増殖・保存したのは今回で43件目。
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