医療的ケア児と家族サポート 宮城県、仙台・泉に来月センター開設

胃ろうやたん吸引用のチューブを備える支援センターの一室

 日常的にたんの吸引や人工呼吸器などが必要な「医療的ケア児」に関し、相談対応や連絡調整を担う宮城県内初の支援センターが7月1日、仙台市泉区南中山に開設される。医療や教育、福祉といった分野の相談をワンストップで受け付けるとともに、医療機関や保育所などと連携し、医療的ケア児と家族をサポートする。

 正式名称は「県医療的ケア児等相談支援センター」で、愛称は「ちるふぁ」。昨年9月施行の医療的ケア児・家族支援法に基づき設置された。県が委託する一般社団法人宮城・仙台障害者相談支援従事者協会が運営する。

 住宅街にある駐車場付きバリアフリー住宅を県が借り上げ、相談室のほか、胃ろうやたん吸引用の設備、家族が遊べるスペースを用意した。看護師、理学療法士、社会福祉士の3人が常駐。オンラインやメールでの対応に加え、病院や自宅を訪問する「動く相談支援室」の機能を担う。

 理学療法士の遠山裕湖センター長(52)は「医療的ケアが可能な施設を求め、古里を離れて仙台市に来る人をたくさん見てきた。センターが本人と家族、地域をつなぎ、住みたい場所で子どもを育てることができる当たり前の社会にしたい」と話す。

 開所時間は平日の午前8時半~午後5時半だが、柔軟に対応するという。相談は電話かメールでの予約が必要。連絡先は022(346)7835。

温かみのある空間で相談に当たる職員ら

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