気仙沼・唐桑小など浸水域に 「最大級津波の新想定」で説明会

宮城県気仙沼市

 宮城県気仙沼市は28日夜、県が公表した最大級の津波浸水想定に関する住民説明会を同市唐桑町の唐桑体育館で開いた。住民ら35人が参加した。

 想定で市の浸水面積は東日本大震災時の約1・4倍に拡大。震災では津波を免れた唐桑小など、一部の指定避難所も浸水域に含まれた。県の担当者は、想定は人命を守ることを目的に(1)満潮(2)地震による地盤沈下(3)防潮堤損壊-の悪条件に基づくと説明した。

 市は、想定エリアが津波予想高3メートル超の大津波警報時の避難指示対象区域になることや、建築制限を定める災害危険区域とは異なることを補足。住民からは公開された図面が粗く見づらいといった声があった。

 終了後、小鯖地区で防災活動の中心を担う会社役員吉田ふみ子さん(65)は「震災より大きな被害予想で『怖い』というのが今の本音。何度も説明を聞き、避難計画の見直しに反映させていく」と話した。

 説明会は7月1日に本吉公民館、同4日には気仙沼中央公民館でも開催する。市は来年1月ごろから地域単位で住民との協議を始め、避難場所や防災マップの見直しを進める。

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