仙台・いちば歳時記 マグロ/脂肪少なく、さっぱり味

お盆にかけて人気が高まるクロマグロ。仲買人らが競りに参加し、威勢のいい掛け声が響く=22日午前6時10分ごろ、仙台市中央卸売市場

 仙台市中央卸売市場に入荷する食材や花の魅力を季節ごとに紹介するシリーズ。今回は夏編をお届けする。

 大人も子どももマグロが大好き。とりわけ腹部の身の「トロ」は高い人気ぶり。口の中に入れると舌の上でトロッと溶けるような感触がたまらない。

 マグロの旬はたっぷりと脂が乗る冬場といわれているが「夏は脂肪が少ない分、さっぱりとしていて上品な味です」。水産卸の仙台水産(仙台市若林区)営業企画課の上級食育アドバイザー御簾納(みすの)優花さん(26)が教えてくれた。

 仙台市中央卸売市場(若林区)では今、青森県産のクロマグロを中心に仲買人の競りが活気づく。お盆に帰省する家族のおもてなし用に、マグロを好む家庭が多いそうだ。御簾納さんお薦めは「中トロのレアステーキ」。レシピを参考に作ってみた。

マグロの中トロを使ったレアステーキ(仙台水産提供)

 マグロはサクのまま表面を軽くあぶる。みじん切りのタマネギにしょうゆとオリーブオイル、ニンニク、酢などを加えたソースをかけて出来上がり。中トロのうまみとタマネギの甘さが口の中に広がって、絶妙のハーモニーを醸し出す。

 古里の食卓の主菜として、ぜひお試しください。
(岸菜々美)

[マグロ類]2021年の宮城県の漁獲量は約1万5600トンで、静岡県、高知県に次いで3位。昨年度、仙台市中央卸売市場ではマグロ類約3175トンを取り扱った。現在、マグロの輸入が減少しており、国内産が多くを占める。

河北新報のメルマガ登録はこちら
仙台・いちば歳時記

 109万市民の台所を預かる仙台市中央卸売市場には連日、新鮮な水産物や野菜、彩り豊かな花が入荷する。目利きのプロたちが推す四季折々の逸品に触れ、旬の魅力を味わいたい。


企画特集

先頭に戻る