仙台・いちば歳時記 枝豆/食味増した品種、主流に

旬を迎え、さやに大粒が詰まった枝豆「神風香」=仙台市若林区の市中央卸売市場

 仙台市中央卸売市場に入荷する食材や花の魅力を季節ごとに紹介するシリーズ。今回は夏編をお届けする。

 「さやの産毛の色を見てください」。仙台あおば青果(仙台市若林区)の斎藤勝俊さん(39)に促され、目を凝らした。

 枝豆は産毛の色で2種類に大別できるという。「茶毛」は一つのさやに2粒と小ぶりだが、こくのある味が特徴。山形県庄内地方の「だだちゃ豆」が代表だ。

 「白毛」は3、4粒と実入りがいい。品種改良で茶毛並みの食味を備えた「神風香(かみふうか)」「味風香」「夏風香」は、仙台市中央卸売市場で入荷量の約6割を占める。

 旬はもちろん、夏。6月下旬に仙台産や名取産の入荷が始まり、お盆過ぎには大崎市古川など宮城県北産が主流になる。

 塩ゆでが定番だが、お薦めは「焼き枝豆」。フライパンにオリーブ油を引いて強火で蒸し焼きに。程よく焼き目が付いたらふたを取って裏返し、弱火で5分。塩を振ってもいいが「そのままが一番」と斎藤さん。

さっぱりした甘さの中にほんのり塩味を感じるずんだシェイク

 塩ゆでした枝豆とバニラアイス、牛乳をざっと1対2対2の割合でミキサーにかければ「ずんだシェイク」の出来上がり。食器棚の奥に眠るわが家のミキサーもこの夏、活躍しそうだ。
(小関みゆ紀)

[枝豆]7~8割の成熟で収穫される大豆。分類上は豆ではなく野菜。鮮度が命で、取れたては香りが良い。2021年の仙台市中央卸売市場への入荷量は約130トン。ピーク時は3キロ入りが1日1000箱届く。

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仙台・いちば歳時記

 109万市民の台所を預かる仙台市中央卸売市場には連日、新鮮な水産物や野菜、彩り豊かな花が入荷する。目利きのプロたちが推す四季折々の逸品に触れ、旬の魅力を味わいたい。


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