仙台・いちば歳時記 小玉スイカ/お手頃サイズ 甘さ抜群

旬を迎えた東北産の小玉スイカ。「手頃なサイズ感も好評」と話す高橋さん=仙台市若林区の市中央卸売市場

 仙台市中央卸売市場に入荷する食材や花の魅力を季節ごとに紹介するシリーズ。今回は夏編をお届けする。

 丸ごと冷蔵庫で保管できるほどの大きさの「小玉スイカ」。一切れ頬張ると、みずみずしい甘さが全身に染み渡るかのようだった。

 「味は大玉に引けを取らない。コンパクトで持ち運びやすく、シャリシャリした食感も好評です」。仙台あおば青果(仙台市若林区)果実2部の部長高橋彦行さん(56)が強調する。

 関東や東北など全国で生産され、現在、尾花沢市周辺などの東北産が旬を迎えている。今年は6月上旬の寒さで遅れが出た分、例年より遅いお盆明けごろまで味わえそうだという。

最も甘い中心部分が入るようにカットすると、甘さを均等に楽しめるという

 「メロンは食べ頃の見極めが難しい場合があるが、スイカは店頭に並んだ時が食べ頃。新鮮なうちに楽しんでほしい」と話す高橋さん。自宅では、すぐにカットして皮を切り落として食品保存容器に入れて冷蔵庫に保管し、食後や風呂上がりなど、いつでも味わえるようにしているという。

 栄養価が高く、利尿作用や疲労回復効果も期待できるという小玉スイカ。「夏バテ防止にぴったり」(高橋さん)の一品だ。(菊池春子)

[小玉スイカ]直径10~20センチ、重さは1~2キロほど。糖度は12度以上で、大玉スイカより高い場合もある。高橋さんによると、大玉の品種改良によって50年以上前に誕生。名前は同時期の1964年に開業した東海道新幹線「こだま」の名称や車両の「鼻」の形状に関連するとも言われているという。

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仙台・いちば歳時記

 109万市民の台所を預かる仙台市中央卸売市場には連日、新鮮な水産物や野菜、彩り豊かな花が入荷する。目利きのプロたちが推す四季折々の逸品に触れ、旬の魅力を味わいたい。


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