晩夏の灯籠に思い託す 仙台・荒浜で灯籠流し、震災犠牲者らに祈り

東日本大震災の津波で大きな被害を受けた仙台市若林区荒浜地区の貞山堀で20日、灯籠流しがあった。
午後6時前から地区の元住民らが手作りした灯籠約100個が堀に浮かんだ。夕闇に包まれた水面をほのかな明かりが照らす中、集まった人は静かに震災の犠牲者や先祖を悼んだ。
午後7時半ごろには、地区の震災慰霊碑に刻まれた犠牲者の数と同じ192発の花火が打ち上げられた。
荒浜地区の灯籠流しは100年以上続く伝統行事。新型コロナウイルスの影響で昨年、おととしは規模を縮小したが、今年は3年ぶりに通常通り実施した。


関連リンク
- ・仙台は霧が多い? 闘将・星野さんも嘆いた夏の風物詩
- ・潮風と共に心地よく 宮城のサイクリングロード(6)
- ・仙台・新浜に木造タワー 貞山運河を一望 被災地域のにぎわい創出
- ・震災の記憶、次代へパス 津波で自宅失ったサッカー指導者
- ・はがれた天井、折れ曲がった手すり… 津波の脅威物語る 仙台・震災遺構「荒浜小」
関連タグ
河北新報のメルマガ登録はこちら最新写真特集
-
小深田、劇的サヨナラ3ラン 東北楽天、阪神相手にカード勝ち越し<写真de速報>
-
ベガルタ、初戦は逃げ切り勝ち 天皇杯2回戦藤枝戦<ベガルタ写真特集>
-
東北楽天、連勝ならず ホームで阪神と対戦しました<写真de速報>
-
写真特集・宮城県高校総体 頂点へ全力
-
きょうはホームに阪神を迎えました<東北楽天・写真de速報>
-
岩手県南・五葉山のツツジ 三陸の初夏を満喫<アングル岩手>