<防災士記者 新・備えのコンパス(2)>避難は水があふれる前に
この夏、東北各地で大雨が降り、広範囲が浸水しました。身の危険を感じるほどの雨を体感した方も多かったと思います。
大人でも膝元まで水に漬かると、水圧で歩くのが難しくなります。流れが速ければ、浅くても足をすくわれ、流されてしまうかもしれません。大雨が予想されるときは、最新の気象情報をこまめに確認し、浸水前に避難を済ませましょう。
移動中にやむなく水に漬かった場合は、傘やつえで濁った水を突き、側溝やふたが外れたマンホールといった危険がないか、確認しながら進んでください。長靴は水が入ると動きにくくなるので、万が一に備えてスニーカーを。流れてくる物でけがをしないよう、長袖長ズボンを着ましょう。
水があふれる中、避難するのは危険です。水から離れ、少しでも高いところへ移動し、救助を待ってください。
関連リンク
- ・避難指示で安全な場所へ <防災士記者が解説!新・備えのコンパス>
- ・3時間の水位変化をムービーに 宮城5カ所「防災河川カメラ」開始 河北新報社
- ・斜面から離れた部屋へ <防災士記者が解説!備えのコンパス>
- ・田や用水路 行かないで <防災士記者が解説!備えのコンパス>
- ・家族に連絡 避難誘導を <防災士記者が解説!備えのコンパス>